食欲

4月の第一週に、父、母、祖母、と我が家3人で実家近くの公園に花見に行きました。それまで花見と言えば、友人たちと夜桜宴会。メインは「桜」ではなく、「お酒」でした。その日は朝からおにぎりをにぎり、玉子焼きを作り、お茶を近くのコンビニで買って公園に向かったのですが、普段少量しか食べない祖母と母が、「何か食が進むね~」などと言いながら、おにぎりを3つも食べてしまったのです。

聞けば、「桜」を見ながら家族で囲んでごはんを食べることがすごく楽しくて、ごはんがおいしいとか。環境によってここまで「人間の食欲」って変わるものだと実感です。

家族で楽しく囲む食卓。数十年前なら当たり前の光景が、今ではすっかり過去のものとなりつつあります。

実際の私の生活も、朝はギリギリまで睡眠をとりたくて、家族と一緒に食卓を囲みません。昼はというと、仕事をしながら会社の仕出し弁当を食べたりしています。

そして夕食。当然仕事で家族と囲む時間に食べられません。

このような食事風景は私だけではないと思います。

そうなると、おいしい食事を作る側にもきっと変化があるのでは?

平日の食卓に腕を振るおう!と意気揚々と頑張る主婦は昔に比べ減ってきてはいないだろうか?

その分、休日など家族団欒が見込める時に、腕を振ってもてなしているのではないか?

もしその仮定が正しければ、週末に「家族で楽しく食卓」をもっと推進していくべきではなかろうか。

食欲は「欲」なのだから、やはり精神的なもの。

そして食事は健康的に生きていくためにはとても大切なもの。

私として今の仕事で出来ること。スーパーにおいてこの表題を如何に消費者に伝えていくか。

今後の私の大きな課題になっていくと思います。

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