そもそも今のTV広告って、、、

今身の回りで購入したもののうちTV広告が購入の同機になっているものがいくつあるだろうか?
自分場合は、ほとんどTV広告が購買のきっかけになっているものがない。
では何が購入の同機になっていたのか。
電化製品など耐久消費財も食品、家庭用品など低関与の商品も概ね店頭で、その購入を決定している。
趣味のTVゲームのハードやソフトなどは、TVで広告が流れる前からその存在は知っていたし
携帯電話などは、webでそのスペックなど見られるしTVよりも情報は早い。

また、これは一般的にも言われいる事だが、そもそもTV自体を見る時間が、以前に比べ短くなっているのは確かで、自分生活の中のエンターテインメントのうちのTVの地位がここ数年で急激に下がってしまっている。
たまに見てみても、まったく面白くない。
どの時間もどの局も似たような出演者による似たようなバラエティー番組ばかり。笑えない。
な、ものですぐに消してしまう。我が家のTVはゲームの為のモニターとして活躍している。
必ず見ている番組は朝晩のニュースくらい。
今、中学3年の我娘に聞いても同意見だったところをみると自分の感受性が下がった事だけが理由ではなさそうだ。
一説では、吉本興業が東京進出が東京のTVをダメにしたとの事だが、、、それだけではないとも思う。

自分が子供の頃TVは確かに面白かった、が、それ以上に時間があった。ダラダラとTVを見ている時間が。。。
そのダラダラと見ている心理状況にTVの広告が目に刺さっててきていた。
TVでその商品の存在やキャンペーンを知り購買意欲を駆られたものだったのだが。

webは便利だし、自分も今ではTVよりもwebに接している時間が圧倒的に長い。
ただし、webは机に座ってきちんとした姿勢で、能動的に脳を機能させないといけない。正直疲れる。
TVのように寝転がりながらダラダラとは見られない。
TVにはTVの良さがあるし、BOSSのおっしゃるとおり、「実況性」では未だにTVが優位だ。
今の低視聴率レベルでの「似たようなバラエティー番組」による数字の奪い合いから、脱却しないと更に視聴者は遠ざかると思う。これで、報道番組までバラエティ化したら救いようがないと個人的には思う。

そんなTVの広告に今だに多額のコストが費やされている。
だれもが効果が下がったとわかっていながら。慣例として。
但しここ直近の経済状況の大波の中、慣例とも言っていられない状況になってきた。
これからの広告費はTVからどこに向うのか。少なくともTV以外のものへと向わざるをえないのではないだろうか?

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