先日、とある空間デザイン会社さんを訪問したときのこと。
いつもの会議室に入室しようとすると、すごい合唱が聞こえてきました。
「仰げば尊し」とかそいう類いの曲です。
普通の事務所から・・・大人の声で・・・。マジ熱唱・・・。
入室もできず凍りついていると、訪問予定の方が気づいてくれました^^;
なんと送別会の練習をしていたのだそうです。
9年間会社にいたデザイナーさんが会社を辞め、ニューヨークで勉強後
フリーになるそうで、その仲間を送り出すために、
「卒業式」をやるのだそうです。
その本人が外出中に、こっそりと(でも派手に)練習しているそうです。
卒業式は、男性は学ラン、女性はセーラー服に身をつつみ、
廃校になった小学校の体育館で行うという徹底ぶり。
理事長(社長)による卒業証書授与、校長(ボス)による送辞、
机や椅子を運びこんで、講師(社員)による特別授業もするそうです。
卒業する仲間の自分史(社会)など、扱うテーマは主役の卒業生。
そうそう、卒業アルバムも作ったそうです。
もちろん全社員十数名が全員参加。
・・・本人には知らされず、極秘で進められています。
実は、すごいエピソードは数々あり、新入社員歓迎のために
会社(新宿)から江ノ島まで歩いて朝日を一緒に見るイベントにはじまり、
忘年会や新年会も、そりゃもうすごいのです。
何がすごいって、内輪で盛り上がるためにかけるパワーがすごい。
だって普段から徹夜続きの仕事をかかえているような方々なのですから。
この卒業式準備のために、当然のように仕事が止まっているそうですが(笑)、
仕事と同様、手は抜かないところに、プロ魂?を感じずにはいられません。
もしかしたら、このような請負の仕事でない場での創作を繰り返すことで、
通常の仕事のときに、すごい結束力を発揮して想像力が働かせられるのかもしれません。
私も、いつもお客さんからの要望を感じ取ってもらい、それをデザインという形で
アウトプットをしてもらっています。
いつか近い未来、この面々と一緒に、「1から楽しい事を作りだす」
というのが、密かな夢だったりします。
とある会社にご興味のある方は、こちらへ。