数年位前に読んだ本ですがこの本を読むまで私は白洲次郎を知りませんでした。
戦後、新憲法制定に加わったり、サンフランシスコ講和条約締結の全権団の一員だった大物をどうして知らなかったのかと思いあわてて関連本を次々と読みあさって虜になりました。
最初に読んだという事と本人の語りをまとめている為かこれが一番印象に残っています。
タイトルになっているプリンシプルとは原則とでも言うか・・・(本人談)
60年近く前に彼が語った話がまるで現在の事のように感じる鋭い切り口は痛快であり考えさせらます。
悲しいかな今読んでもなんら色あせない内容にこの国の変わらない体質がある事を改めて認識させられます。
今の日本に望まれる人物像だと思います。
先週からNHKのドラマスペシャルで土曜21時から3回シリーズで放送されています。
今週はいよいよ戦後の吉田茂に請われて側近としてGHQ相手に大活躍の場面となるのでしょう。
常に意識していたい日本人です。