仕事で使っていた Thinkpad がどうにも調子悪くて出荷状態にリカバリしました(動作のもっさり感、サスペンド不能など)。1年半くらい仕事で常に携行しており、移動時の衝撃やらなんやらで弱まってきているのかなと思い、これが完全におしゃかになると仕事で困るので Thinkpad 新調しました。
X200s というモバイル向け X シリーズの中でも最軽量のモデルです。レノボサイトでカスタマイズしてもかつての Thinkpad ほど高くはないので注文しようかと思ったのですが、納期が2週間以上あるようだったのでレノボからの購入は止めました。アウトレット品を扱っているショップで購入。要はわけあり品で、故障やら返品などされたものの再生品です。動作に支障はありません。到着してラベルを確認したら 2008年12月製造だったので殆ど使われていないと思われます。英語キーボードモデルだったので、英語キーボードを誤って注文してしまったので返品した、と勝手に思い込んでいます。思い込みも時には重要。
Vista Business モデルだったので、仕事で使うには不慣れな OS。トラブったら面倒だなということで付属の XP へダウングレード。その後バックアップしていたデータを復旧。Vista の時は 4GB メモリを認識していましたが XP にしたら 3GB になりました。これは OS の仕様なのですが 1GB 見えないのはもったいないものです。他には英語キーボードなのに日本語キーボード状態だったので英語キーボードドライバに更新して再起動を行いました。
メール、オフィス環境も整えたのであとは VMWare だなということで既存の VMWare イメージを指定してこれまで使っていた Debian のイメージを復旧。しかしキーボードが変わっているのでコンソールで打てない記号が出てきました。似日本語キーボード状態なので英語キーボードではキーが足りません。
Debian だったので公式のドキュメントを見ると
いったんシステムのインストールが完了すれば、もっと広い範囲からキーボードレイアウトを選ぶことができます (インストールが完了した後に、root で kbdconfig を 実行してください)。
とありますが kbdconfig はありません。過去 ML を見てみると woody 以降はないようです。stable のドキュメントに残ったままになっているようです。
At Wed, 6 Jun 2001 08:24:44 +0900,
Tomoo Nmura wrote:
> つい数日前まであったのですが、Woodyからkbdconfigがなくなったようです。
> kbdを変えるには、何を使ったらよいのでしょうか?dpkg-reconfigure console-common
かな?
そして引用部分の dpkg-reconfigure console-common でも設定できません。ググってみると keymap.sh で起動時に keymap を読み込んでいるようです(参考: デフォルトキーマップを変更する(Debian編)!)。
1.jp106キーマップを /etc/console/boottime.kmap.gz にコピーする
# cp /usr/share/keymaps/i386/qwerty/jp106.kmap.gz /etc/console/boottime.kmap.gz
2.変更したキーマップがちゃんと日本語106キーボード配列になるか確認する
# loadkeys /etc/console/boottime.kmap.gz
今回は日本語キーボードから英語キーボードなので jp106.kmap.gz を us.kmap,gz に置き換えます。
$ sudo cp /usr/share/keymaps/i386/qwerty/us.kmap.gz /etc/console/boottime.kmap.gz
$ sudo /etc/init.d/keymap.sh restart
これで VMWare 上のキーボード問題も解決。X 環境だと xorg.conf いじるか Window Manager の作法に準ずると思います。
ひとまず環境移行も終わったので週明けから使用開始です。