私にしては珍しく出かけてきました。出不精なので週末はあまり出かけません。
行き先は埼玉県行田市の忍城祉。現在は行田市郷土博物館となっています。
忍城といえば、成田氏が築いた城で秀吉の北条攻めの際、石田三成が担当した城です。水攻めしたけど落ちなかった城です。先に主家の本城小田原城が降伏したので開場した城です。現在は殆ど埋められてしまってますが、当時は沼地で、沼に浮かぶ小さな島に本丸や櫓などを作った水の要塞でした。普通に攻めようとしても陸路が限られているし、出入り口(虎口)への道は狭いから力攻めしようにもままならない地形。じゃあ水攻めしようぜ、と周囲に堤を築いて利根川や荒川から水を引き入れて、秀吉が高松城攻めで行った水攻めしたのですが、もともと水に強い城なので大した効果はありませんでした。その上湿地帯の土で堤を築いたもんだから堤が決壊して自軍に被害が出たりするなど。結局落とせなかったので「三成は戦下手」というレッテルが貼られるようになりました。三成の水攻めは秀吉からの指示という説もあるようなので、三成が積極的に水攻めしたかったかというと疑問。太閤に指示されれば断れないよね、という感じだったんじゃないかなぁ、と思います。
そんな城なので実際どんなところか興味があったので行ってきました。戦国時代が好きなので城めぐりはいつかしたいなぁ、と思っていたのですが、関東って余り城がないんですよね。小田原城はあるけど、「行ったらがっかり」という話を聞くので敬遠しています。西の方だと姫路とか隈本とかかっこいい城があるのに。羨ましい限りです。
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