Archive for 8月, 2009

エコ増税

日曜日, 8月 30th, 2009



Watah! (in the year 2020)

Originally uploaded by 4PIZON

エコ減税で車を値引きするというとんでもないアンチエコが国がありますが、エコでグリーンを目指すならば減税ではなくて増税なのではないでしょうか。完全目的税化してグリーン開発などに使うべきだと思います。

真っ先に増税すべきは輸入ボトルウォーターと輸入食肉ですね。ボトルウォーターに対する水質基準より水道水に対する水質基準が高い日本では浄化水を飲料としてもっと使うべきで、ミネラルはサプリメントでいいのではないでしょうか。東京水キャンペーンをやっているのですから、少なくとも東京の大企業はすべて東京水に切り替えるべきだと思います。

単位当たりの重量の牛肉を生産するためにはその3倍の穀物が必要だと言われていて、仮想水換算すると牛肉の輸入は圧倒的にエコでありません。そもそも世界的な食料難が予想されているので食べる肉の量は世界的に減らすべきです。そもそも肉なんて野菜料理の味付けていどの位置づけでいいとおもいますよ。そうやって長い間生きてきた日本人としては。

by hdknr.com

NetWalker 欲しい

金曜日, 8月 28th, 2009

Linux Zaurus SL-C760 というのを持っていますが、今ではキーボード入力受け付けないのと、スピーカが壊れたので持ち歩いていません。古いものなので Wi-Fi 機能もありません。通信機能は赤外線か CF カードタイプの何か(LAN カードなど)をつけないと通信できませんでした。Linux なのでいじりがいのある楽しい機器でした。

携帯、スマートフォン、ネットブックに押され、姿を消しつつある PDA。新製品の話は聞きませんね。Palm くらいでしょうか、と思ったら Palm pre ってスマートフォンなんですね。

スマートフォンじゃなくて PDA 欲しい、できれば Linux で、と思っており、新作出ないけどリナザウ SL-C1000 辺りを中古で買おうかな、と思っていたところに SHARP から NetWalker の発表がありました。ありがとう SHARP。

リナザウの頃はカスタマイズされた OS でしたが、今回は素の Ubuntu だそうで。そのまま使う分にはアイコンクリックしていけば Linux 知らない人でも扱えそうです。サーバ立てたり開発しようとすると知識が必要になりそうですが、そんなことをしようとする人は自分で調べるでしょうからなんとかなるでしょう。問題は CPU が x86 じゃなくて ARM 系なので x86 のパッケージは使えないということ。バイナリパッケージがない場合はソースパッケージや野良ビルドを使うことになりそうですね。どうせ素の Ubuntu というのなら自分の好きなディストリに差し替えてしまうのもアリでしょうね。

アプリケーション起動時に時間がかかる、というようなレビューがありました。一度起動してしまえば気にならないということなのでディスクからの読み込みがボトルネックでしょうか。GNOME 自体が軽いというわけではないので(ロードするライブラリが多いだろうからメモリ使用量も上がりそう)軽量のウィンドウマネージャかデスクトップ環境にするのも手の一つですね。

リナザウを欲していたところにリナザウという名前はないけど小型の PC っぽい何かがでてきたので欲しいところ。ただ予想小売価格が若干高め。Zaurus のほうが高かったけど OS が殆ど素の状態ならもう少し安くできなかったかなぁ、と。小さいから安いってわけではないのですけどね。

NetWalker は PDA ではないのかな。PDA は絶滅危機なのかな。

10年後の広告はどうなっているか(10)

火曜日, 8月 25th, 2009

このテーマをまず設定しておいて、折に触れて考えたことを取り留めもなく書き綴ってきました。やって見ると、自分ではけっこう頭を刺激する結果になり、面白かったのですが、読み手にはつまらなかったかな、と反省しています。このテーマ、まだまだ折に触れて取り上げたいと思いますが、このあたりで、いったん箇条書き風に10年後の広告について予想されることを、ランダムにリストアップしておきます。

 

1)    情報共有感覚の大きいマスメディアが次第に衰退し、広告の社会的なインパクトもそれに伴って低減せざるを得ないでしょう。ひとつの広告キャンペーンが社会現象を捲き起こすようなことは20世紀の語り草、昔話でしかなくなるでしょう。

2)    多くのターゲット人口に到達する媒体計画(広告露出計画)も、大規模調査(媒体接触調査)に基づいたシミュレーションプログラムで静かに実施され、社会的な熱気を伴わないでメッセージが浸透するようになるでしょう。

3)    食品などの低関心商品を、プッシュ型媒体手段で強力に広告する手段はなくなるでしょう。これに伴ってスーパーマーケット等、小売店の店頭の持つ媒体的側面が注目されるようになるでしょう。

4)    社会的インパクトを求めるキャンペーンは、販促的、広報的イベントに解を求めるようになるでしょう。広告代理店で、これまで縁の下の力持ちに甘んじてきた販促マンの地位が上がると思われます。

5)    商品情報の多くは、消費者側が検索してアクセスするものになり、広告主にとって消費者が容易にアクセスできるように情報環境を整えることが重要になるでしょう。

6)    将来も吸引力、訴求力を持ち続ける広告のいくつかの類型を挙げると:-

i)                     男女の愛にまつわる感情を引き出す表現など、人間の本性にアピールするものをもった広告。プッシュ型媒体でなくても、高い注目度を発揮できる。

ii)                   問題解決型商品の広告。ただし、注目するのは当の問題を抱えているターゲット層に限定される。「痔にはボラギノール」というシンギングCMは軽い痔の症状のある人にも訴求力があると思われるが、それは強力なプッシュ型媒体があればこその話である。プッシュ型媒体の無い世界では、痔の治療薬の広告は本来の問題解決型に立ち帰って行くと思われる。

iii)                  ビッグニュース、つまり画期的新商品の告知。

工事ing

木曜日, 8月 20th, 2009


工事中

Originally uploaded by cteisyoku

築18年になる我が家のウッドデッキが壊れました。
蟻にやられました。
シロアリ以外の蟻も木材を浸食して巣を作り木をスカスカにしてしまいます。
時には生きている木を枯らしてしまいます。
我が家のデッキも足元から蟻が進入して木材を食べまくりそこへ雨が進入して下から腐りが進行してしまいました。

新しくウッドデッキを作り替えるか・・・
いっそ撤去してそのまま何もなしにするか・・・
腐らないコンクリとタイルで作るか・・・・
結果は又10数年でダメになるとわかっていてもリビングの延長で快適にすごせるウッドデッキを作り替える事にしました。

家を建てた時にはウッドデッキは消耗する事を想定していたのですが、予想外に大きな出費です。
メンテナンスをきちんとしていればもう数年は長持ちしたかもしれません。
今度はばっちりメンテしなくては。

地産地消

日曜日, 8月 16th, 2009


Mizu by Nenecci

Originally uploaded by hidelafoglia

青森にはるばる車で行ってきました。妻とチームなので楽勝かな、と思いましたが年齢なのかもしれませんがきつかったです。かえってきてから2日ぐらい何とも言えない疲労が抜けませんでした。

長距離ドライバの方々はこんな思いを週に何度かしていると思うと頭が下がる思いです。どうりで東京では新鮮な海鞘(ほや)が食べる事ができないわけですね。

青森も広い県ですので行ったところがないところがほとんどです。今回は鯵ヶ沢にとまって弘前を経由して五所川原から帰ってきました。

気がついたのは「道の駅」みたいなところの充実ぶりです。新鮮な野菜が驚くほど安いです。農家の方の持ち込みで流通コストがほとんどないからできるのでしょうか。

Aomori
夏に訪れる青森はぐっすり眠れるし食べ物がおいしいし、いいことだらけのように思うのですが、それはほんの1週間ほどすごすお客様の一見であって、やはり冬は厳しいし不況なのもあって楽園というわけにはやはり行かないのでしょう。

海鞘もそうですが、青森で食べる楽しみの一つはミズ(うわばみそう)です。漬け物にしてもおいしいし、醤油とかでピリ辛でいためてもおいしいです。もちろん海鞘のお造りにあわせるのもとてもおいしいです。

帰りに母親が採ってくれたミズ(家の裏に生えている)をもらってきました。朝方、小一時間をかけてミズの皮を剥きながら地産地消とか地方の産業のこととか考えにふけっていましたが、そんなすべてを解決する答えなんて簡単に出るわけもないです。

私が皮を剥いたミズを妻が夜に漬け物(おひたし?)にしてくれました。おいしかった。何はともあれ幸せな気分を青森から自分のお土産にできた気がしました。
by hdknr.com

ノート PC のバッテリの話

土曜日, 8月 15th, 2009

ノート PC で使っているうちに気になるのはバッテリの劣化。今年買った機種はいいとして自宅にある数台の Thinkpad のバッテリが気になるので調べてみました。

Thinkpad T42

T42 は Windows XP。プロバイダのメールやら自宅サーバのメールの吸い出しを行っているので稼働時間が長い。常時起動と言ってもいいくらい。というのもプロバイダのメールボックスが 1000 通または 100MB までしか許されていないため。超過するとメールを受け取れずバウンスします。オプション料金払えばこの制限回避されるのですが、無料メールサービスでもこんな制限ない昨今なので支払うのは癪です。使わなければいいのだけど、無料メールサービスだと登録できないサービスなどもあるので使わないわけにはいかず。SPAM がばんばんくるので 1000 通なんてあっという間に超過します。どこかに登録した情報が漏れたんだろうな、と思うのだけどどこだかは不明。あと一時期ウェブ上にアドレス晒したことがあるのでクロールされたかもしれない。ちなみに SPAM フィルタサービスがあるのですが、それも有料。プロバイダもそこらへんでないとお金を発生させられないのでしょうね。ということでメール吸い出しのためにほぼ常時起動です。

話が逸れましたが T42 のバッテリの仕様。「定格容量」がこのバッテリの最大容量です。

fullcapacity
fullcapacity posted by (C)noten

続いて現在のバッテリ。「満充電容量」が現在のバッテリの最大容量になります。定格の半分以下ですね。かなり劣化しています。

state
state posted by (C)noten

Thinkpad にはバッテリリフレッシュのアプリケーションがあるので、それでリフレッシュした結果でこの値です。中身のセルを交換したほうが手間もかからないのでよいでしょうね。

(さらに…)

自然の恵み

水曜日, 8月 12th, 2009

5月20日のこの欄で、カツオのお話をしました。言い訳がましいですが、その後の経緯です。

「カツオが出てきましたね。」

と、銚子の隣のご隠居に言ったら、

「もうちょっと待つと、1本500円になるよ。エラを開けてみて、きれいな赤い色をしたヤツを買うと良いね。」

というので素直に待っていたら、ナント店頭からカツオが消えてしまったのです。会社の皆さんにカツオ・パーティーの話などした手前、ちょっと困りましたね。集団で北の方に回遊しているかも知れないと思い、茨城県那珂湊の魚屋さんに電話してみたところ、

    「カツオねぇ。うーん。日によって分からないねぇ。」

 

どうやらカツオさんたちは、今年は予定を変更してどこか別の海域に行ってしまったらしいのです。その代わり、と言ってはなんですが、カツオの餌食にならなかった連中でしょうか。丸々と太ったイワシがタダのような値段で店頭に出ています。また、銚子地方では今年は何故かメロンが大当たり。週末に訪れるたびに、4個入りの段ボールで買ってきてはご近所に配ることができました。

 

「大自然の恵み」などと言いますが、自然は気まぐれなんですね。都会に暮らしていると、何でもスーパーマーケットに並んでいて、今年は何が豊作だとか、今日は何が大漁だという情報がじかに伝わってきません。田舎(というと叱られるか?)の生活はそうではありません。スーパーマーケット全盛の時代とはいえ、自然の息吹が伝わってくるような食材と、日々ご挨拶しながら生活する楽しみが残っています。

 

これで気がつくのは、われわれの食生活には、市場に行ってその日に収穫または水揚げされた食材を基にその日の献立を考えるという、昔ながらの習慣が根強く残っているらしいことです。何でも揃っている都会のスーパーで買い物する人は、まず、メニューを決めてから足りない食材を手当てすれば良さそうなものです。しかし、まず店頭を見て、その日のお買い得食材によってメニューを決める、という形でマルシェ方式が残っているように思われます。今日は豚肉がたくさん採れたから安くて新鮮、ということはないにしても、少なくともお魚に関する限り、お買い得商品イコール大漁で新鮮な商品、ということが言えるかも知れません。

花火

木曜日, 8月 6th, 2009



外苑花火

Originally uploaded by cteisyoku

今日は神宮外苑の花火大会でした。
事務所の明かりを消して男4人での観賞でした。

昼間は蒸し暑かったのですが花火が上がる頃には風も涼しくなり煙をちょうど良い具合に流してくれて絶好のコンディションでした。

花火大会は江戸時代に川開きの行事として段々盛んになったようです。
当時は色も大きさも明るさも今よりは劣っていたでしょうが、星空を照らす花火は今よりも数段明るく美しかったのではと想像します。
一夜だけども東京の電気を消して暗闇に上がる江戸の花火を見てみたいと思います。

夏もあとわずか。
何か打ち上げる準備をしないとなあ。

10年後の広告はどうなっているか(9)

水曜日, 8月 5th, 2009

広告業界でも人員整理の動きが目立つようになりました。まだ外資系企業が中心ですが。外資系の代理店では業績に即して社員の数を調整する傾向があるので、何とも言えませんが、聞き及ぶリストラのスケールから判断すると、何か根本的なことが起きている、と言う気がします。企業合併、提携、外注先の締め付けなども平行して行われています。

 

数年前から世界のマスコミ業界で起きていることは、伝統を誇る著名企業の売却や合併です。何か大きな構造変化がこの世界を揺り動かしているに違いありません。これまでのマスコミは、新聞にしてもテレビにしても、情報流通手段が大型化して新規参入が困難な状態が続いてきました。流通手段が寡占化したから、コンテンツ提供の総合化が行われ、巨大産業にのし上がってきました。

 

現在進行中の現象は、それの解体化ではないでしょうか。なにしろ、これまで巨大投資が必要で新規参入できなかった情報流通手段がタダになってしまったのです。これの意味するところは大きい。巨大輪転機も空にそびえるテレビ等も無用の長物になってしまうのです。独占的資産が、やっかいな負の資産になったらたいへんです。

 

誰でもタダで情報を発信できる時代が来ています。変化は不景気のせいで起きているのではなく、根本的にモードチェンジが起きていると考えるべきです。消費者はニュースから連載小説、料理レシピから旅行案内までなんでもありの情報総合商社から、不要なものを含めて一括購入しなくても、欲しいものをバラ買いできる時代になった、と言えます。

 

さて、マスコミがこうなってくると、広告はどうなるか。広告はマスコミに寄生して大きくなってきました。情報流通が解体すると、広告もそれに見合った寄生虫になってゆかねばなりません。大きな宿主には大きな寄生虫の生存が許されますが、解体した宿主にどう寄生すれば良いのでしょうか。情報流通の形態がどうなってゆくか、見守っているうちにジリ貧になっているのが現在の広告業と言えないでしょうか。

流通業は最終的には自己を否定する

月曜日, 8月 3rd, 2009


Bike distribution

Originally uploaded by EduardoZ

スーパーマーケットに携わる人たちとしばらくお仕事をしてきましたが、流通業というのは最適化システムであり、そのシステム自体の効率化を追求する「道」であって、「ビジネス」では無いような気がしています。つまり、目的が最適化、効率化である以上、利益の極大化という事業体の目的の1つの側面と矛盾している訳です。なぜならばたらふく儲かっているということはそれ自体全体最適の観点で見ると大いなる無駄なのです。
もちろんそこに知的所有権が適用されるような科学的発明があり、他者が追随できない仕組みがあればそれも可能でしょう。ウォルマートの巨大なDWHとジャストインタイム流通センターはその一つなのかもしれませんが、セブンイレブンの「のれん」システムはどうなんでしょうか。小売店鋪があのマージンで最適化させられてどうにか生きているのに、セブンイレブンだけが利益を極大化していい、というのは全体効率化から見るとあり得ないような気がしています。
特にエコ、共生とか叫ばれる時代に合っては流通は経済合理性だけではない地球合理性までが求められて行くので「ビジネス」としては大変難しい時代になって行っているのではないでしょうか。
けれども、考え方を変えると流通業は”みんなの幸せ”をどのように実現するかを追求する、という観点では大変意義有る仕事だと思います。地球合理性を考えるならば、「いかにして効率的に運ぶか」だけではなくて「いかにして運ばないで済むか」まで考える必要があるのです。そこには単純なシステムの構築だけではなく、消費者を含めた知識啓蒙やライフスタイルの提案までが含まれていると思います。
我々はセールスプロモーションを通じてその分野を手助け出来ればいいのかな、と思いいろいろ考えています。
by hdknr.com