Archive for 6月, 2009

聞いてみる

金曜日, 6月 12th, 2009

先日、おつきあいのある方から葬儀の連絡を受けました。
告別式が14:00時からで受け付けは13:00からとなっていました。
県境を越えて峠を下った町なので1時に出て2時の告別式目指して予定をたてました。
いやまてよ 昔、地方のお通夜に行った際にこちらの準備と随分違う雰囲気に驚いた事があったので一応調べてみようと数人に聞いてみました。
聞いて良かった。
その地域では一般の方は2時の告別式ではなく1時の受付開始時刻めがけて行くのが正解でした。
1時に行ってみると早くも帰って来るが大勢いました。
この告別式よりも早く駆けつけてさっと帰るというのが重要なんだそうです。

冠婚葬祭は県境を越えたり、山一つ越えるだけで随分違います。
日本標準なんてものはないんです。

何歳になってもわからない事、知らない事 疑問に思う事は誰かに聞いてみる。
あらためて思いました。

10年後の広告はどうなっているか(6)

木曜日, 6月 11th, 2009

―広告を見ることを強いられない自由―

先日の広告閑話の中で、消費者は広告を見たいと言っていないのに、一方的に見せられてきたことを指摘しました。新聞記事を読もうとすると広告が載っている、テレビ番組を見ようとすると否応なくコマーシャルが出てくる。電車に乗ると中吊りポスターだらけ、と言うわけです。大量生産、大量販売の時代に突入して以来、消費者は自らの意思と関係なく、大量の広告メッセージにさらされてきたのです。

ところが、広告のじゅうたん爆撃がピークに達した1990年代から、この風潮に転機が訪れました。テレビ番組を録画したうえで、CMをカットして見る視聴スタイルが広がってきたのです。業界用語でいうザッピングです。そればかりではありません。メールによる広告は事前の許諾が必要とされたほか、雨あられと飛んでくる迷惑メールをカットするシステムも当たり前になりました。

広告メッセージを露出したい側と、それから逃れようとする側の攻防はまだまだ続くでしょう。媒体種類別の広告出稿量では、ウェブ系の比率が上がってきています。しかし、デジタル情報の領域になると、CMカットの技術開発も比較的やり易くなるのではないでしょうか。ウェブサイトから検索連動CMをカットするためのプログラムを無料でダウンロードできる日は遠くないでしょう。

こうなってくると、いくら広告主が広告メッセージを送りたいと何兆円もの予算を用意しても、受け手の防御網が発達すれば、効率的にそれを運用することができなくなります。防御網を張ることが難しい媒体、つまり電車の中吊りやスーパーの店頭広告などは、ますます引く手あまたになりそうです。このような環境は広告業者をより儲けさせるのか、逆風になるのか、うーん、微妙ですね。

いのちの食べかた

月曜日, 6月 8th, 2009
リンゴの仕分け

リンゴの仕分け

説明もBGMもなく、ひたすら生産現場を映したドキュメンタリー「いのちの食べかた」。

新潟出身なので 水田が広がる光景は見慣れていましたが、規模が違いました。見渡す限り 同じ作物が、切れ目なく、単一に並んでいます。

写真はリンゴの仕分け風景(たぶん)。傷がつかないように、水に浮かべています。

流れ作業で機械的に生産が行われて、「え、ここが?」というところが手作業だったり。大人の社会科見学にどうぞ。食事中にはお勧めできない箇所があります。

西村博之(ひろゆき)の『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』

土曜日, 6月 6th, 2009

2ちゃんねる管理人、今は何が本業か分からない西村博之(ひろゆき)氏の新書『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』を読みました。

僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)
ひろゆき
扶桑社
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タイトルの2ちゃんねるを捨てた理由は冒頭でわずかに語られる程度で、Web2.0,クラウドコンピューティングといったバズワードの勘違いの指摘やネットと既存メディアの話が中心です。第2日本テレビの土屋敏男氏との対談も面白い。Web2.0 についてはいいとしてクラウドについては同意できませんでしたが。言葉を変えただけで新しくないっていうけど、新しいと思います。

土屋氏との対談では海外向けのコンテンツを作らないといかん、という話になります。国内需要だけでは食っていくのは難しい、ということですね。第2日本テレビはアクセスしたことがないのですが、当初はユーザー課金モデルで後に広告モデルになった模様。ユーザー課金では食っていけないので無料にして広告モデルにした、と。テレビと同じになってしまったようです。現在テレビのコンテンツはしがらみ関連でいろいろ作りにくいようで、スポンサーの介在なしでないと作りたいものが作れない模様。そんな中でも面白いものを作りたい、というのが土屋氏の考えのようだ。

ネットと既存メディアの関わりあいの話も面白いのですが、ファミコン世代のゲーマーなので私が最も感心したのは「第5章ルール・オブ・ひろゆき」でゲームの話をしている箇所。

『桃太郎電鉄』も、みんなスゴロクゲームだと思っていますけど、そのおもしろさは実は違って、キングボンビーに追われる鬼ごっこの部分にあるんですよ。数あるスゴロクゲームのなかで『桃太郎電鉄』が生き残ったのはスゴロクで勝負せず、鬼ごっこに見えない形で、鬼ごっこの楽しさを盛り込んでいるからなんです。

ああ、そうか。気づいてませんでしたよ。最初に目的地にたどり着いて物件買い漁ってうはうは、も楽しいんですがキングボンビーの付け合いが楽しいんですよね、桃鉄は。その視点の持ち方は素晴らしい。

コンテンツフィルタリングについても面白かったので、ネットコンテンツ配信者の方には一読してもらいたいですね。

お互いさま

木曜日, 6月 4th, 2009

昨日のbossの投稿はとてもいい話ですね。

人が誰かに助けられ、その人が又誰かを助けるという人と人の関わりが伝わっていく事の大切さを感じました。

 

 

田舎暮らしの我が家は地域の人にいろんな機会で助けてもらいました。

上の娘が自転車で駅に向かう途中で凍った路面ですっ転んで頭を強打し気を失いました。

現場近くのおじさんが事故を目撃して娘を背負って自分の家に連れて行ってくれ119番と我が家へ連絡をしてくれました。

狭い地域社会のおかげで どこの子か?電話番号までわかっちゃうんですね。

後にお礼に伺うと

「お互いさまだよ。礼をされるような事ではない・・・」と言われました。

 

又、下の娘は下校時に道草をして田んぼにはまって出られなくなってもがいていました。

そこに通りかかったおじさんが田んぼに入って娘を引っ張り上げてくれました。

娘は脱げた靴をとってほしいとリクエストまでしたそうです。

おじさんはどろんこの娘を軽トラに乗せて我が家まで運んでそのまま行ってしまいました。

軽トラに乗ったおじさんがどこの誰かはわかりませんがたぶんお互いさまだよと。。。

 

娘達はそんな事件を起こした子供時代には刺激の少ない田舎での生活に不満タラタラでした。

先日、東京で一人暮らしをする娘が
「自然に恵まれ、人の結びつきに恵まれた所で育った事はよかったなあ」とふと口にしました。

今度は娘達がお互いさまだよと思ってどう関わっていくのかを見守りたいと思います。
もちろん自分もですが。

 

大きくなったら、困っている人を助けてあげれば良い

水曜日, 6月 3rd, 2009

小学校2年生のときに溺れて死にそうになった現場を再訪しました。法事でふるさとの寺に詣で、ついでに子供のころ遊んだ浜辺に立ち寄ったのです。いま、まさに溺れたかのような臨場感に襲われ、感慨深いものがありました。あれが2年生の夏だったことも、現場で指折って確認できました。

遠浅の砂浜に、急に深くなったところができていて、ようやく犬掻きを覚えた小学生がそこにはまったのですが、どこかのおじさんが引き上げて助けてくれました。家族が気が付いて、集まって水を吐かせたり、大騒ぎしている間に、その命の恩人はどこかにいなくなったのです。

家族そろって家に帰る道すがら、「助けてくれた人がいなくなったけれど、どうすれば良いか」と姉がポツリと言いました。父が「この子が大きくなったら、困っている人を助けてあげれば良い」と答えたことが今でも記憶に残っています。

さて、あのときの恩返しは済んだでしょうか。どう見ても命の借りを返せないまま今日に至っているのではないか、と反省しきりです。毎月、銀行の口座から引き落としで、ユニセフに些少の寄付をしているほか、国連難民高等弁務官事務所にも不定期で送金しますが、どうもそんなことでお返しできないほどの大きな借りを背負っています。現場を訪ねて、その感じを強くしたものでした。

ラーメン Show in Tokyo 2009

月曜日, 6月 1st, 2009
ラーメン Show in Tokyo 2009

ラーメン Show in Tokyo 2009

5月29日〜31日に駒沢オリンピック公園で開催されたラーメン Show in Tokyo 2009

近所ということで、モリモリに盛り上がり、前売り券2杯/人まで購入して、31日に乗り込みました。11時に到着で、既に、ひと・ひと・ひと。

一番人気らしい佐野JAPANに並んでみたところ、2〜3時間待ち。並んだところで、「あれ?そんなにラーメン好きだっけ?」ということに気が付き、10分で断念。

列が短いところで1杯食べ、すでにお腹いっぱい。前売り券を買ってしまったことを後悔しつつ、なんとかもう一杯食べました。

テーブル席にどっかりと腰を据え、前に空の丼を並べている人や、並びながら食べている人。ベビーカーで来ている人。犬連れの人。天気が悪い中、とにかくすごい人で、ラーメン人気はすごいです。

ラーメン好きではない、ということを再確認したイベントでした。