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テレビ広告の直面する問題は始まったばかり

水曜日, 1月 28th, 2009

テレビ広告の不調の原因を、経済環境の悪化や流通の寡占化など、業界構造の変化に求める論調が盛んです。一方、私はこのブログで、消費者の視聴態度の変化を強調してきました。以前(1月7日のこのブログで)、みんなが参考にしている視聴率調査に、意図せざる偏向があるのではないか、という主旨の仮説を提示しました。バラエティー番組が受けているという数字が出て、それによってスポット広告が売買されているけれども、実態は数字ほどではないかもしれない、というお話しです。

 

今日はそのほかにもう一点、ヤバイ仮説を提示しておきましょうか。視聴率調査の母集団を即時視聴者に限ることによって、セッツインユース(テレビ視聴世帯数)が実勢以上にプロジェクトされている可能性がありはしないか、ということです。1月7日の論点を敷衍すれば、当然そうなります。

 

視聴率数字を裏読みすることでそうだとなると、そこにはさらにヤバイ状況が浮かび上がります。セッツインユースに占めるNHKのシェアがここ数年、目だって上がってきているからです。穿った見方をすれば、NHKは番組アーカイブ化や視聴者の録画視聴習慣の増加を見据えた番組制作スタンス、つまり番組の質の向上を目指しており、それが視聴率の上昇につながっている。一方、民放は空洞化した視聴率を刹那的に追いかけて、スポット広告の営業に明け暮れしている。そんな構図が見えてきませんか。

 

このような状況が漸進的に進むと何が起きるか。すでに進行中だと思われるのですが、テレビスポットの広告媒体としての性格が変化してしまう。広範な消費者に適切な回数で広告メッセージを露出することが出来なくなり、以前可能だったように知名率を50%(二人のうち一人が知っている過半数)とか、65%(三人寄れば二人が知っている絶対多数)を達成することがテレビでできなくなります。つまり、広告のリーチ・フリクエンシーが以前のような理想的な姿を描かなくなるわけです。テレビ広告の直面する問題(つまり、ほとんどのマーケターの直面する問題)は、まだまだ始まったばかりです。

くららラボ

月曜日, 1月 26th, 2009
くららラボのお土産

くららラボのお土産(何が入っているかは、結果発表まで秘密です)

今日はくららラボの日でした。

くららネット事務局メンバーが、おかずになる!おつまみレシピ旨ケチ! 5のこれは!というレシピを試作・試食し、入選ネタを決定します。

緊急連絡があり 午前中はデータセンターに急行しましたが、お昼過ぎに駆け足で事務所に戻ってくると、思わず「ぐうぅ」とお腹が鳴ってしまういい香り。たまりませんっ。

作っている最中から、わいわいがやがや 楽しそうな声と、おいしそうな香り。期待は高まります。

そして、お楽しみの試食。今回は がっつりオカズになるメニューが満載で、しかも、とーーーぜん、おいしいっ。事務局メンバーは、料理上手がそろっています。「おーーーい、かあさん、ビール!」といきたい!

10品前後試作するので、食べきれない時がありますが、それは、お土産になります。これも、お楽しみの一つです。

すぐ欲しい

日曜日, 1月 25th, 2009


soon, soon, originally uploaded by steve_w.

若い頃はなんでもすぐ欲しがってろくに考えもせず、準備不足のまま突撃してしまいがしです。痛い目にあいながら経験値をあげて行くのですが、時には大きすぎるダメージを食らったがために暫く立ち直れない事もあります。それが心や体の病気となってあらわれたり、金銭的な負債となって身動きが取れなくなったりだと人生に深刻な影響を及ぼしてしまうことになるでしょう。
短期的に欲しいものと長期的に実現したい物達成度のバランスを取ることが重要なんでしょうね。
そのためには長期的に実現したい物をイメージして日々そこに近づいて行ってる感を感じられる体験をみずから起こして行かねばならないと思ってたりします。

実践あるのみ

金曜日, 1月 23rd, 2009

昨年の11月末より、Bossからご教授いただける貴重な「広告勉強会」に参加しています。

第1回目の勉強会に出席するにあたり、                                                  「広告」という言葉は、受けて側としては一刻として広告に触れない時が無いくらい、とても身近な存在でした。

しかし、「広告を勉強する」となると、自ら学ぶ意思を持って参加したにも関わらず、                          きっと難しいのだろう、と気構えるところがありました。

しかし、第1回目からBossの「広告勉強会」は違っていました。                                       それは、決してアカデミックではなく、                                                     身近な題材を取り上げ、私達(生徒)の目線で、具現化して教授していただいたのです。

勉強会を重ねることで                                                              「広告」が数あるマーケティングコミュニケーションのひとつ(一部)であることを学びました。 

そして「コミュニケーション」がどれだけ大事なことかも学びました。                                    コミュニケーションをとる上で気をつけることは、                                                   常に自分目線で、自分の主張だけを尊重する勿れ。相手の自尊心を傷つけ勿れ、も学びました。

先日、読んだ経済誌の中で脳科学者の茂木健一郎氏が、                                       「記憶」とは、「短期記憶」に感情が移入した時に、「長期記憶」となり、                                「長期記憶」を行動(実践してみたり)、編集作業(人に話したり)することで「意味記憶」に変わると書いてありました。

Bossの勉強会で学んだことを、それをノートに書き示すだけの「もったいない」ことはせず、意味記憶にするためにも「実践あるのみ」と強く感じました。←実行します!!

 

                                                                                                                           

地域生活

木曜日, 1月 22nd, 2009

オバマ大統領就任のニュース報道を見ていてアメリカ市民の政治への参加姿勢に日本との大きな違いを感じます。

政治と生活の距離感の差でしょうか。


私が住んでいる田舎では今でも地域の自治が残っています。

都会から引っ越したばかりの頃、野犬の通報を市役所に電話したところ自治会に話をしろと怒られました。

当時は税金や保険料を地区の役員が各戸を廻って集金していました。

地区の決算も年に一度、住民の大多数が出席して決議します。市会議員も地区から候補者が出て地区をあげて応援します。

又、住民が参加の行事や作業もかなりあります。

共有林の草刈り、周辺道路の草刈り 水路、川の草刈りや掃除、除雪、神社の手入れ、お祭り、運動会等々で年間で何日も日曜日がつぶれます。

 

Chikakoさんに都会のマンションライフを聞いてみたした。

少数の出席の管理組合の会合が年に一度、周辺の掃除は専門業者さん、植木の管理も造園屋さん、特にマンションでの行事はなし、隣の人しか知らないとの事。

楽々な生活。

 

うーん どっちがいいんでしょう?

古き良きジャーナリズム

水曜日, 1月 21st, 2009

去る1月16日、USエアのエアバスA320がハドソン河に不時着。その記事をロイターのサイトで読んでいたら、次のような文章がありました。つたない訳文ですが、ご一読ください。

 

  • 管制官とコックピットとのやりとりで、ラガーディア空港に引き返せるか、ニュージャージーのローカル空港に着陸できないか、それらの選択肢がいずれも不可能となったとき、そこに奇妙な沈黙が支配した。そのあと機体は、マンハッタンの高層ビルをかすめてハドソン河へと向かった。
  • サレンバーガー機長は機体が水没し始めると、全員が退去したかどうかをチェックするため、機内を2度往復した。
  • 全員が救助されたあと、機長は映画に出てくる軍服を着たデビッド・ニーブンのような風情で、フェリーボートの上で何事も無かったかのように静かにコーヒーを啜っていた。
  • ニューヨーク市長ブルームバーグ氏の言。「危機に直面したときの優雅な振る舞いこそがヒロイズムである、とヘミングウェイが言っているが、サレンバーガー機長は昨日、まさにそのことを実証した。」
  • 機長の銅像を建てるならば1万ドルを寄付する、という匿名の人物が現れた。

 

これからはウェブ・ジャーナリズムが発達し、ニュース発信に一般人の参加が増えてくるでしょう。そうなると、伝統的な新聞記者の世界も狭まってくるのでしょうか。上のような記事スタイルは、古き良き時代の遺物と言われるようになるかもしれません。記者が人間の行動を活写することによって、読者に情景を髣髴とさせているのですが、それらがいずれも客観的事実を述べていて、ジャーナリズムの基本をしっかりと踏まえていますね。

 

われわれがいつもお目にかかる新聞記事といえば、4WHをカバーしていれば合格、といった味も素っ気もない記事がほとんどで、それが記者やデスクが勝手に憶測した心理記述で脚色されているのが普通です。いわく「喜びに沸き立つ地元の人々」「悲しみに打ちひしがれた遺族」などなど。日本では上のロイターの例のような記事スタイルを良しとする紙面が現れないうちに、新聞が衰退してゆくのでしょうか。わが国にも良い文章の書ける記者はたくさんいる筈ですが、みんな押し殺されているんでしょうね。

面白そうな CMS 「LTSun-Engine」

火曜日, 1月 20th, 2009

ブラウザの管理画面で編集したり、デザインはエディタなどで作成するスタイルが従来のウェブサイト向け CMS かと思います。最近ではブラウザに表示したままデザインや記事を編集できたりするものが現れているようですね。

今回紹介するのは LTSun-Engine という CMS。デモサイトを使って少し触ってみました。

出来上がっているようなサイトですが、要素の上にカーソルを合わせるとポップアップが表示され、編集可能になります。

「SUMMER」の文字列を「yatta–!」に変えてみます。「title」に文字を入力して「gererate」すると画面に反映されます。

試しに日本語を入力したら文字化けしました。文字コードが「ISO-8859-1」だったので「utf-8」にすればいいのかな。

デザインもできる人がいじるにはいい CMS でしょうね。記事を書くだけなら通常の CMS で十分に感じますが、面白い要素というか売りにできるものがあるのは強力かと思います。

魔法のランプの精

月曜日, 1月 19th, 2009
akimator.com

akimator.com

面白いサイトがあったので紹介します。

適当なキャラクターを思い浮かべて(実在でも、アニメの登場人物でも)、ランプの精の簡単な質問に答えていくと、思い浮かべたのが誰かランプの精が当ててくれます。

http://en.akinator.com/

ますおさん、わかめちゃんから、アントニオ・バンデラス、your catまで。幅広く当ててくれます。

間違えると、誰を思い浮かべたのか聞いてきて、学習しています。

彼の博識に脱帽です。

程々にとんがる

土曜日, 1月 17th, 2009

とんがって成功するとその成功体験が次の成功を阻んだり、場合によっては現在の繁栄からの衰退を招くと思います。
成功していて余裕があるならば、小さな失敗を犯すチャレンジをすべきでしょう。その失敗へのコストは未来の成功への投資であると思います。
人は失敗からより多くを学ぶと思います。

勉強することを楽しむ

金曜日, 1月 16th, 2009

昨年より広告勉強会に参加させていただいています。
学生の頃は、あんなに嫌いだった勉強も、なぜか最近になって?大人になって?、
勉強をすることを楽しく感じるようになりました。
広告勉強会を始めるにあたり、最初の宿題として出されたのが「受け手の立場から
見た広告」でした。それを書く際に、最初に考えたのが単純に「広告ってなんだ
ろう?」ということでした。考えれば考えるほど、混乱しました。混乱の中、「広告」
として、浮かんだのものをいくつか挙げてみます。
新聞、チラシ、雑誌、インターネット、コマーシャル、看板、中吊り広告、ポスター、
ダイレクトメール、宣伝カー(ラッピングバスなど)、POPなどです。
そして、この時に見えてきたのが、必要な時、興味がある時には重要な、おいしい
広告も、それが無くなった時には、何の意味もなくなるのだということです。当たり
前なのかもしれませんが、広告にも時代背景はもちろん、個人において「旬」「賞味
期限」があるのだということです。
また、この勉強会を機に、以前から気になっていた「活字にふれる」事を今年の目標
として、手始めに↓の本を買いました。「入門」となってますが、あまり活字にふれて
こなかった?勉強の嫌いだった?私にとっては理解するのに一苦労です。さまざま
な誘惑に負けず、がんばって読みたいと思います。