Archive for the ‘未分類’ Category

地産地消(千産千消)

水曜日, 3月 11th, 2009

東京に住んでいる人は、千葉の野菜や魚がおいしいことをあまり知りません。それはこれらの食材が東京の市場に出回らないからでしょう。千葉県には豊かな農地、近海漁場、遠洋漁業の基地など、山海の幸を提供してくれる舞台がそろっています。千葉県の人たちはその山海の珍味を東京に提供したりしないで、自分たちでムシャムシャと食べて、知らん顔をしているのです。むしろ、そんなことは意識していないのが、本当のところでしょう。

 

千葉県は千葉都民と呼ばれるほどホワイトカラーの層が厚く、地元で取れるおいしいものを地元で消費する好循環を生み出しているのです。生産と消費の循環を県内で完結させる、こんな好条件に恵まれた県は、関東ではほかには神奈川でしょうか。埼玉県では農産物が豊富に取れても、お魚に手が届かないでしょう。冷蔵・冷凍技術、コールドチェーンの発達で、昔は生魚など食べたことの無い地方でも、食生活に多様な魚料理を取り入れるようになっています。けれども、獲れたての新鮮なお魚を、獲れた近くで食べるのは、おいしさが全然ちがうんですね。スーパーでお魚を買ってきて食べている東京の人は、千葉にくるとびっくり仰天するでしょう。

 

生来、カツオというものを好みませんでした。カツオには独特の生臭みがあって、口に合わない、と思っていたのです。ところが、銚子でカツオを食べて考えを変えざるを得ませんでした。まず、千葉以北で獲れるカツオは、戻りカツオでなくとも脂の乗りが良いようです。そして、それをタタキでなく、刺身で食べるのが千葉流なのですが、これがめっぽうおいしい。そして、安い。

 

ところで、山紫水明というか、山から清流が流れ出て、その伏流水が豊富なところでおいしい日本酒ができる、という先入観をもっていました。つまり、新潟、福島、山形、秋田などが代表的な日本酒の産地だ、というイメージです。千葉の日本酒など眼中に無かったのですが、いつか、魚を煮るためにお酒が必要になり、名も知らない地酒を買ったのです。何気なく、口に含んでびっくりしましたね。うーむ、おいしいのです。これも、千葉の人が地元のおいしいものを地元で消費して、知らん顔をしているもう一つの例です。ずるい、というか、うらやましい限りです。

“team m”の皆さんに食関連のテーマで書いてくれるよう、お願いしました。食に関わる仕事をしている若者グループです。哺乳類の食、人類の食、日本人にとっての食、消費者にとっての食、職業人としての食など、など。さて、どんな話が出るか。長い間ひとつのテーマを追いかけていれば、だんだん深みが出てくるのではない、と楽しみです。

くららネットが変わります2

火曜日, 3月 10th, 2009

昨日に引き続き。
くららネットが変わるんです。一番どこが大きく変わるかというと、
表向きはこんな感じで、これからちょこちょことリリース予定です。
そして、その裏舞台の事務局もバタバタ。
私は運用面を担当しているのですが、・・・××が半分どころか大幅に××で、いままで○○していたものを▼▼にしなければいけない・・・、そのためには、☆☆が★★になるので、作業的には・・・スケジュールも・・・で、おっと来週からいよいよリリースできそうだ!!
と、日々悩み、日々新しい答えをみつけ、日々少しづつではありますが、前に進んでいます。

まぁ、ここに書いてしまうことで、裏も表になるのですが、
くららをより表裏のない姿にする-ユーザーと事務局が同じ位置にたって関係を作り上げる-ことがリニューアルのコンセプトでもあるので、ぽつりぽつりと書いてみました。

ちょっと前までは、声の大きいブロガー達が、「コレコレに物申す!」とばかりにバンバン意見を書きたてるのを「へぇ~」と眺めるというようなスタイルが見受けられましたが、これからは「自分が思ったことをポンとウェブ上に投げる」と、関連する情報と絡み合って、ブラッシュアップされ、「新しい知となって研ぎ澄まされていく」時代になってゆくのではないでしょうか。

くららネットが変わります

月曜日, 3月 9th, 2009
くららネット

くららネット

またまたくららネットネタです。

2007年4月1日に誕生したくららネット

あっという間に2歳になりました。

2008年8月1日にモバイルサイトがオープンし、その後も、Flickrくらら事務局のブログや、メルマガのバックナンバーtwitterYouTube、そしてくららのつぶやきなどなど、コドモサイトもぞくぞく登場。

そして、2009年4月1日、また一歩前進します。

サイトのルックスはあまり変わりませんが、より便利に、より楽しく、より身近に。

進化し続けるくららネット、ご期待ください。

コマーシャルデザイン社会のホワイトカラーの終焉

日曜日, 3月 8th, 2009

A pair of Giuliettas, originally uploaded by Wille Wiglia.

そろそろ読み終わる「自分の仕事をつくる (ちくま文庫) 西村 佳哲」の再掲で申し訳ないですが、大量生産、大量販売でビジネスを行っている企業の依頼によりその経済活動を美的側面から支援する、というのは大戦後の資本主義発展に沿った50年かそこいらのデザイナーの仕事像のようです。
戦前の100年間はデザイナーの仕事とは極めて個人的なアイデアを具体的に世の中に提案する仕事だったそうです。たとえばイームズの椅子のほとんどは誰かに金銭で依頼されて作ったものではないのです。

デザインの国といわれるイタリアの経済は無数の中小企業で成り立っていて、ほとんどがファミリー企業です。ザガートやピニンファリーナなど有名なカロッツェリアのほとんどもファミリー企業ですね。イタリアでは、デザイナーは "プロジェティスタ"と呼ばれることが多く、それは全体を計画し、前へ進めていく人、という意味なのです。
つまりイタリアではいまだにアメリカ型コマーシャルデザインとは別の世界が残っていて、多くのデザイナー仕事の基準が「個人のイマジネーション」に源泉しているのです。 きっとダ・ビンチの時代から脈々とつづいているのでしょう。

大量生産の時代に終わって変動の中で生きていかなければいけない時代にあって、我々知的労働者には本来のデザイナー的な仕事の仕方がますます求められているのだと思います。

Firefox アドオン

土曜日, 3月 7th, 2009

私のメインブラウザは Firefox です。素の状態では機能不足で使い勝手がよくないのでアドオンと呼ばれる機能拡張機能を使って機能追加をしています。開発者も多く、アドオンの数も多いので一度使い始めると他のブラウザに乗り換えるのが難しくなります。

では、私が主に使っているアドオンを紹介します。

PDF Download

PDF のリンクをクリックするとブラウザで PDF を開きますが、このアドオンを入れるとリンククリック時に開くか保存するかなどを選択できます。PDF ファイルを開くのには時間かかりますから間違ってクリックしてしまった際にキャンセルすることもできます。待ち時間のイライラを軽減できますね。

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/636

FireBug

ウェブ開発者には必須と思われるアドオン。表示されているページの編集ができます。HTML や CSS などの静的ファイルならエディタで編集してブラウザで確認、ということもできますが、ブログなどの動的ウェブサイトですとそうもいきません。このアドオンを使うとサーバへ影響を与えずに編集できますので、納得のいく編集ができたらファイルに反映させることができます。

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/1843

Greasemonkey

ユーザースクリプトと呼ばれる JavaScript を実行することでクライアント側だけですが、ウェブページになんらかの処理を実行できるアドオンです。これ単体では何もできません。いろいろな方が作成しているスクリプトを導入して意味をなします。まとめサイトの Greasemonkey のページにいろいろ紹介されています。

私は AutoPagerize を重用しています。検索サイトなどの検索結果で「次のページ」をクリックしなくても画面下までスクロールすれば次のページを画面遷移なしで先読みして表示してくれます。

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/748

Download Statusbar

ファイルをダウンロードすると別ウィンドウでダウンロードマネージャが起動します。毎回ウィンドウが出るので消すのが面倒になってくることがあります。このアドオンはステータスバーに表示するので別ウィンドウが起動する煩わしさから解放されます。

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/26

他にも Twitter 用、gmail 用、2ch 用、del.icio.us 用などウェブサービスに対応したアドオンが多数ありますので、自分に合うものを探すのも楽しいと思います。Firefox を素の状態で使って「使いにくいからもう使わない」とさよならするのも寂しいのでアドオン未導入の方はお試しあれ。

上海にて

土曜日, 3月 7th, 2009

こんばんは。

現在出張で上海にいます。

 

中国に来るのは三回目ですが、来るたびに、「食の健全化」の重要さを

実感します。

 

たとえ高級店でも、おいしくて有名な店でも、

食品大丈夫かなって思うと全くおいしくありません。

それどころか、食べたくないなっておもうこともあります。

 

弊社の会社理念であり、目的である「食の健全化」ということは

現在無知の知によって気づいていない、または気づき始めている食品業界において、

しいて言うならば、生きていくにおいて

非常に大事なことであるなと、再認識しています。

 

またコミュニケーションにおいて、表情や空気を読む力の大切さを感じます。

言葉が全くわかりません。理屈じゃないです。

でも、なんとなく表情や、前後関係より言葉が伝わります。

 

日本のお客様で、言葉が通じないということはあまりありませんが

表情や空気を読む力を大切に、これからもコミュニケーションをとっていきたいと

決意しています。

 

それにしても・・・

中華料理は世界一日本がおいしいですね。

プリンシプルのない日本

木曜日, 3月 5th, 2009

プリンシプルのない日本

数年位前に読んだ本ですがこの本を読むまで私は白洲次郎を知りませんでした。

戦後、新憲法制定に加わったり、サンフランシスコ講和条約締結の全権団の一員だった大物をどうして知らなかったのかと思いあわてて関連本を次々と読みあさって虜になりました。

最初に読んだという事と本人の語りをまとめている為かこれが一番印象に残っています。

タイトルになっているプリンシプルとは原則とでも言うか・・・(本人談)

60年近く前に彼が語った話がまるで現在の事のように感じる鋭い切り口は痛快であり考えさせらます。
悲しいかな今読んでもなんら色あせない内容にこの国の変わらない体質がある事を改めて認識させられます。
今の日本に望まれる人物像だと思います。

先週からNHKのドラマスペシャルで土曜21時から3回シリーズで放送されています。
今週はいよいよ戦後の吉田茂に請われて側近としてGHQ相手に大活躍の場面となるのでしょう。

常に意識していたい日本人です。 

 

逐次的提示という表現形態

水曜日, 3月 4th, 2009

山手線ドア上のデジタル広告、それにウェブ広告に新しく現れたディスプレイ型広告。これらが新しい表現形態を発達させつつあることに、折に触れて言及してきました。視覚要素の逐次的提示という共通項をもっており、時間媒体なんですが、そうかと言ってテレビCMとも違う。テレビCMがほとんど映画の文法を踏襲しているのに対して、これらサイネージ型ともいうべき表現スタイルは、別の文法に基づいています。そう、どちらかというと、絵本や紙芝居の文法です。先日、絵本作家の知人から作品を見せてもらって、ハタと気が付きました。

 

しかも、絵本や紙芝居を超えた手法を開発しつつあります。というべきは、ビジュアル要素に文字を多用することです。たとえば、どこでどんな催しをやっていますよ、といった文字情報を逐次的に見せることで、見る側の逐次的理解とシンクロしさせています。ここで、日本語が表意文字であることがずいぶん有利に働きます。なにしろ、パッとみてパッと分かってしますのですから。

 

日本人は、この表意文字を感情的、情緒的表現に使うことに長じてきました。古池や蛙飛び込む水の音、など、やはり漢字かな混じりでなくてはいけません。パッと見て、パッと情景が浮かびます。翻訳書などで、何回読み直しても意味が分からない漢字かな混じり文もありますが、それは別として、パッと分かる文章というのは、ポスター向き、サイネージ向きです。これを逐次提示されたらイヤでも言わんとすることが通じてしまいます。

 

と、考えているうちに、またまた「ハタ」と気が付きました。この手法って、多くの人たちがパワーポイントを使ったプレゼンテーションで、長年にわたって腕を磨いてきた逐次的提示の方法と軌を一にしているんですね。ところで、昨日はパチンコ屋さんのテレビCMで、ページを4-5枚めくる形が現れたので、「あっ、技術開発の逆流だ」と笑ってしまいました。

ラボの動画化

月曜日, 3月 2nd, 2009

またまた、くららラボねたです。
くららラボは、過去43回にわたって、くららネットで投稿されたアイデアのよさを実証し、写真とテキストで紹介してきました。
どれも実際に試してみて、すごーーーい!と思うことばかりでしたが、昨日は、新たな試みとして動画でも収録してみました。

いままでの写真+テキストに比べて、「絵」+「文字」(今回は使っていませんが)+「音」を時間軸とともに再現できる動画の表現力ってすごいと改めて確認。これからは、くららラボにも取り入れるべき!と実感しました。

ただし、くららネットでは、事務局が一方的に動画を配信するのではなく、会員さんもすぐに動画投稿できる親近感を求めていこうと思っています。そのためには、こうやればカンタン!という方法を、事務局が見つけることが先決!ということで、トライアンドエラーで、しばし研究するつもりです。

実は、お料理も撮影してみたのですが、編集作業をいつやるか?絵コンテが必要?などといっているうちに素材の山ができてしまい・・・。
これではいかんと、くらしの裏技を撮影してみたところ、実にシンプルにできることを発見したのでした。
でも、カンタンにお料理の撮影ができる方法を知っている方がいらっしゃいましたら、教えてくださ~い!!
もう「たまごのカラザは菜ばしでわざわざ取り除かなくて良い」とお教えしましたので、ギブアンドテイク?ということで。
あ、教えてくれたのは会員さんでした・・・。ぜひ、その方法を共有させてください・・・。

くららラボの食卓

月曜日, 3月 2nd, 2009
くららラボの食卓

くららラボの食卓

 

今日はくららラボの日。朝からおいしそうな香りがしています。

ラボの料理がそろうまで、試食チームは、お菓子をかじって空腹を我慢我慢。

そろそろ試食開始です。今日のラボはあの定番料理のうち流レシピ。ボリュームたっぷり幸せ料理。

いただきまーーーす。